知っておきたい玄関の防犯対策
「家が一番落ち着く」「帰宅してほっと一息」といった安心感は、家の中が外界から隔離された安全な場所だからこそ生まれるものです。ところが、実際には家と外界は完全に遮断されているわけではありません。ある日突然、玄関から見知らぬ人間が侵入してくる可能性もあるのです。
ここでは、しっかりと整えておきたい、玄関の防犯対策についてご紹介しましょう。
侵入窃盗犯はどこから入ってくるのか?
侵入窃盗犯は、出入り口や窓など、さまざまな所から家の中への侵入を試みます。下記は、空き巣などの侵入窃盗犯がどこから忍び込んできたのかを示すグラフです。
■侵入窃盗犯の侵入経路
※警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」(2023年8月)をもとに作成
戸建ての場合、最も多いのが居室の窓、次いで玄関といった表出入り口となっています。一方、マンションといった共同住宅は高さにかかわらず、最も割合が大きいのが表出入り口です。
このとおり、戸建てとマンションでは侵入経路の割合が異なります。しかし、表出入り口に関しては、どのような住宅に住んでいたとしても、一定の対策が必要だといえるでしょう。
玄関からの侵入手口
玄関から侵入してくる窃盗犯は、さまざまな手段を講じてきます。続いては、代表的な玄関からの侵入手口について見ていきましょう。
ピッキング
ピッキングは、専門の工具を鍵穴に差し込んで鍵を開ける手口です。玄関前に長時間とどまると発見される可能性が高まることから、およそ10分程度かけて開かない場合はあきらめる窃盗犯が多いといわれています。
一方、単純な作りの鍵の場合、1分もかからず開錠されてしまうことも珍しくありません。
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こじ破り(こじ開け)
扉と壁の隙間にL字型の工具を入れて、テコの原理で無理矢理開けるのがこじ破りの手口です。特別なスキルがなくても、短時間で簡単に扉を開けられます。
サムターン回し
サムターン回しは、玄関扉の内側についたつまみを特殊な工具で外から回す方法です。工具は、扉に穴を開けて差し入れます。鍵の隣あたりに電動ドリルなどによる穴が開いている場合、サムターン回しの被害に遭ったと考えていいでしょう。
合い鍵
どれほど防犯対策をとっていても、合い鍵を使われれば簡単に家の中に侵入されてしまいます。郵便ポストや植木鉢の下などに鍵を置いている人は、管理方法を考え直すことをおすすめします。
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無施錠
手口というほどのものでもありませんが、無施錠の扉から侵入されるケースもあります。留守中はもちろん、在宅中も施錠する習慣をつけましょう。
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玄関の防犯対策
侵入窃盗を防ぐためにも、玄関の防犯対策を見直しましょう。続いては、玄関周りにおすすめの防犯対策をご紹介します。
鍵の強化
昔ながらのシリンダーキーを利用している場合は、ピッキングが困難なディンプルキーやウェーブキーへの交換を検討しましょう。
また、玄関扉の鍵が1つしかついていない場合は、ダブルロックにすることでピッキング対策ができます。
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ドアガードプレートやサムターンガードの設置
ドアガードプレートはこじ破り対策、サムターンガードはサムターン回し対策になります。どちらも扉の内側につける器具ですし、自分で取りつけられる物ですから、気軽に行える対策です。
人感センサーつきライトの設置
玄関横には、ライトがついている家が多いでしょう。このライトを人感センサータイプの物にするだけでも、防犯対策になります。侵入窃盗犯は人から見られるのを嫌いますから、近づいたときに明かりがつけば、侵入をあきらめる可能性が高まるのです。
防犯カメラの設置
防犯カメラの設置は、玄関周りの防犯対策レベルを一気に上げられる有効な手段です。防犯カメラがあることがわかれば、侵入窃盗犯は「この家は防犯意識が高い」と思うので、多くの場合、ターゲットにはしないでしょう。
また、万一の際も犯行現場を録画しておけば、犯罪の大きな証拠になります。
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防犯センサーの設置
防犯センサーとは、玄関や室内に取りつけて不審者を検知するシステムのことです。多くの防犯センサーでは、異常を検知した際に大音量のブザーを鳴らして侵入窃盗犯に警告を行います。
また、このブザーは周囲に異常を知らせる役割も果たします。近隣の人が集まってきたり、何事だろうと注目が集まったりすれば、窃盗犯は逃げるしかなくなるでしょう。
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玄関周りの防犯はSecualにお任せ
Secualのホームセキュリティは、月額980円(税込1,078円)から手軽に防犯対策が可能です。
玄関に「人感センサー」を設置しておけば、不審者を検知し「ゲートウェイ」が即座にブザーを鳴らします。同時に、スマートフォンにも通知が来るので、スピーディーな対応が可能です。さらに、「開閉センサー」を併用すれば、意図しない扉の開け閉めも検知できます。
これらの防犯システムは部屋の内部に設置するものですが、玄関にSecualの「セキュリティステッカー」を貼っておけば、窃盗犯に対するアピールにも。インテリアの邪魔をしないシンプルなデザインのSecualで、自宅の安全をしっかりと守りましょう。
侵入窃盗被害に遭わないために玄関の安全を見直そう
侵入窃盗犯は、裏口や窓だけでなく、玄関からも大胆に侵入を試みてきます。しかし、玄関には「表通りから比較的見えやすい」という強みがあります。
防犯システムを強化して、「通行人に気づかれやすい」「忍び込みにくそう」と思わせれば、それだけで被害に遭う可能性を下げられるでしょう。玄関周りの防犯を意識して、自宅の安全を確保することが大切です。
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