ピッキング対策できていますか?ピッキングによる侵入を防ぐ方法

ピッキング対策できていますか?ピッキングによる侵入を防ぐ方法

鍵は、家の内外を遮断し、家の安全を確保するために大切なものです。ピッキングで鍵を開けて不法侵入しようとする犯罪者から自宅を守るために、ピッキング対策をしましょう。

ピッキングとは?

ピッキングとは、特殊な器具を鍵穴に差し入れて鍵を開錠する犯罪行為のことです。ピッキングをすることで、合い鍵を使わず、扉を壊すこともなく、他人の家に侵入できてしまいます。

ピッキングで開けられた扉には、わかりやすい破損がありません。帰宅時に、空き巣に入られたことに気づけないこともあるでしょう。「何気なく自宅に帰ってきて、扉を開けたら中が荒らされていた」というのは非常にショッキングですから、日頃から対策をとっておきましょう。

ピッキング被害に遭いやすいかどうかは、鍵の種類によって変わります。自宅の鍵がピッキングされやすい鍵かどうか、確認しておいてください。

ピッキングされにくい鍵

ピッキングされにくい鍵には、「ウェーブキー」や「ディンプルキー」などがあります。中央に波型のくぼみがあるのがウェーブキー、鍵に小さな丸いへこみが複数あるのがディンプルキーです。

ウェーブキーやディンプルキーは、ピッキングに時間がかかりますから、その分、安全性が高いといえます。

ピッキングされやすい鍵

ピッキングされやすい鍵として代表的なのが、片側がギザギザのピンシリンダーキー、両側がギザギザになっているディスクシリンダーキーです。

最近は使われていませんが、鍵穴が縦向きで「く」の字型になっているディスクシリンダーキーは、ピッキングされやすいため、早急に交換したほうがいいでしょう。

ピッキングを防ぐための5つの対策

ここからは、ピッキング被害を回避するためにできる5つの対策を紹介します。特に、ピッキングされやすい鍵を使っている方は、ご紹介するような対策をとっておくことをおすすめします。

1 防犯性の高い鍵に交換する

ピッキング対策として最も効果的なのが、防犯性の高い鍵を使うことです。侵入窃盗犯の多くは、侵入に時間がかかる家を選びません。侵入に時間がかかるということは、それだけ人に見られて捕まるリスクが高いからです。

鍵の交換は、持ち家であればそれほど問題なく行うことができます。一方、賃貸住宅に住んでいる場合、借主が勝手に鍵を変えることはできません。管理会社や大家に交換を依頼することはできますが、鍵の交換はあまり現実的でないこともあるでしょう。そのような場合は、次に紹介する対策をとってください。

 

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2 二重鍵をつける

二重鍵とは、玄関扉に2つ鍵をかけることです。よく「ワンドアツーロック」といわれるように、鍵は1つの扉につき2つ以上かけるのが防犯上効果的だといわれています。

扉自体をリフォームして2ヵ所鍵がついたものにするか、後から補助錠を追加で取りつけることで二重鍵にすることができます。

ただし、二重鍵には、鍵を複数本管理するのが面倒という難点もあります。そのため、新しく作られる住宅では、同じ鍵を使って2ヵ所の鍵を開けるタイプが多くなっています。たとえ同じ鍵を使うとしても、2ヵ所の鍵穴があれば、それだけピッキングに時間がかかるため、防犯対策につながります。

3 センサーライトをつける

センサーライトとは、人の動きなどを検知して灯りがつくタイプのライトのことです。玄関にセンサーライトをつけておくと、暗がりにまぎれてピッキングしようとした窃盗犯をひるませることができるでしょう。

侵入窃盗犯のような犯罪者は、人に姿を見られるのを嫌います。暗いと思っていた玄関の灯りが突然点灯すれば、それだけで侵入をあきらめる可能性が高まります。

4 防犯カメラを設置する

防犯カメラの設置は、録画される危険を冒してまで侵入窃盗を試みる犯罪者は少ないため、強力な防犯対策になります。しかし、一般的な住宅に住んでいる人にとって、ややハードルが高い対策だといえるでしょう。

なお、防犯カメラには犯罪者を威嚇するためのダミーの商品もあります。このような防犯カメラのダミーは、プロの侵入窃盗犯には見破られてしまうリスクが高いのでおすすめできません。

 

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5 防犯センサーを設置する

防犯センサーとは、玄関扉や窓などに取りつける防犯グッズです。セキュリティをオンにした状態で扉が開閉したり強く振動したりすると、ブザーが鳴り響いて異変を周囲に知らせます。

前述のとおり、侵入窃盗犯は目立つことを嫌うため、ブザーを鳴らすことで、侵入をあきらめさせる効果が期待できます。

 

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窃盗犯はピッキング以外で侵入することもある

ピッキングは、空き巣のような窃盗犯の侵入手段のひとつですが、すべての窃盗犯がピッキングで自宅に入り込むわけではありません。ピッキング以外の侵入手段についても知っておきましょう。

無施錠や合い鍵

よくある侵入手段の中で最も対策がとりやすいのが、無施錠や合い鍵です。いくらピッキングに強い鍵を使っていても、そもそも鍵がかかっていなければ意味がありません。外出時や就寝時には、必ず施錠しましょう。

また、家の周りに合い鍵を隠したり、鍵の管理をおろそかにしてどこかに置き忘れたりしないように気をつけてください。

 

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サムターン回し

サムターン回しとは、鍵穴の近くに穴を開けて工具を差し込み、家の外側からサムターン(鍵をかけるためのつまみ)を回す手法です。

サムターン回し対策には、工具がサムターンにふれないようにするカバーをつけるのが効果的です。手軽にできる防犯対策ですから、検討してみてください。

ガラス破り

ガラスを割って侵入する方法が、ガラス破りです。掃き出し窓などの大きな窓だけでなく、浴室の窓のような小さな窓から侵入されることもあります。

これには、ガラスに面格子をつけたり、防犯フィルムを貼って強度を上げたりする対策がおすすめです。

 

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Secualで自宅の安全を守ろう

侵入窃盗犯は、さまざまな方法で家の中に忍び込もうとします。それぞれの方法に効果的な対処法はあるものの、すべてのリスクをカバーしようとすると、多くの対策をとらなければいけなくなり、負担が大きくなってしまいます。

そこでおすすめなのが、家全体の安全を守れるSecualの防犯システムです。

家の中に入り込んだ不審者を検知

Secualには2種類のセンサーがあります。「人感センサー」は、部屋の壁に取りつけることで、周辺の人の動きを検知します。「開閉センサー」は扉や窓の開閉や振動を検知するセンサーです。異常を検知すると、すぐにセンサーと連携している「Wi-Fi ゲートウェイ」が大音量のブザーを鳴らして侵入者を威嚇します。同時に、登録しておいたスマートフォンへの通知も届きますから、自宅の異変に即座に気づけるでしょう。

人感センサーには、家に入り込まれるのを防ぐ効果はありません。しかし、忍び込んできた犯罪者に対しては、どこから入ってきた場合でも近くを通りさえすれば検知できますから、家の中の安全を守る砦として活用できます。

留守中の室内モニタリングも可能

Secualの人感センサーは、温度や湿度、照度といった室内環境のモニタリングもできます。無料のスマートフォン専用アプリから現在の温度などを確認できるので、子供や高齢者、ペットなどの留守番中も安心です。

また、通常は侵入者の検知に使う人感センサーですが、「見守りモード」にすれば、一定期間動きの検知がされない場合にスマートフォンに通知が届きます。一人暮らしの高齢者の見守りや、留守番中の見守りに便利な機能です。

ピッキングを含めた総合的な防犯対策を

ピッキング対策は、侵入窃盗を防ぐために効果的な手段です。しかし、ピッキング以外の方法で家に侵入する犯罪者もいますから、ピッキング対策だけで安全とは言いきれません。

ピッキング以外の侵入手段にも対応できる防犯対策をとったり、家の中を監視できるセンサーを活用したりして、安心して暮らせる住まいを作りましょう。

 

 

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目次 1 子供が家で1人で留守番する際の注意事項、防犯対策を解説2 親が注意する点2.1 ■環境の安全性確保2.2 ■連絡手段の確保2.3 ■留守番の適性判断2.4 ■緊急時の対応策2.5 ■留守番時間の制限3 子供が注意する点3.1 ■ドアや窓の施錠3.2 ■訪問者の対応3.3 ■火の取り扱い3.4 ■非常時の連絡4 防犯セキュリティ対策4.1 ■防犯カメラの設置4.2 ■センサーライトの設置4 […]

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