1. SNSで投稿される“いまの防犯のリアル”
近年、SNS上には地域で起きた防犯トラブルや、
身近で遭遇した“怖い体験”が頻繁に投稿されています。
前回の記事でも見えたように、こうした声は単なる“叫び”ではなく、
いま私たちが住まいの安全について考える大きなヒントになっています。
1. SNSに溢れる“防犯の現実” いま、X(旧Twitter)では、空き巣や強盗被害に関するリアルな体験談が多く投稿されています。 ニュースよりも生々しく、隣の家でも起きそうな現実——。 防犯ナビ編集部は今回、投稿者の承諾を得て[…]
今回も、複数の投稿から「今、何が起きているのか」を読み解いていきます。
2. 投稿①:人がいても狙われる──犯行の変化
Xでの投稿より(匿名)
実家が犯行地域に入ってるんだけど、鍵付近を壊してって手口一緒で実家も被害に遭いかけたのよね…家に人が居てもやるから命があってよかったよねーって感じで。
昔って空き巣って言うくらい人が居ない時狙ってるイメージだったけど、強盗でもなんでもやる時代かよ…怖
この投稿から読み取れるのは、以前のような「留守=狙われる」という形だけでなく、
人が在宅中でも侵入・被害に遭う可能性があるという現実です。
防犯の一般的なイメージは、
「人がいない時間帯を狙う空き巣」でした。
しかし実際には
・家族が自宅にいる最中
・夜間、就寝している間
など、状況に関係なく危険が迫る可能性があるということが、
こうした投稿から見えてきています。

一度狙われた地域や家は「もう終わり」ではありません。下見や未遂でも、リスト化されて再び狙われる可能性があります。
心当たりがあれば被害がなくても #9110 や最寄りの警察に相談を。
玄関や窓の見える対策(補助錠・センサー・防犯ステッカー)と、在宅を装うランダム点灯ライトが効果的です。
万一侵入された場合は、鍵のかかる部屋に避難し、決して抵抗せず身の安全を最優先してください。
3. 投稿②:在宅中の不安──“異音”と在宅ワーク
@harugitterさんの投稿より
なんか一階でゴトゴトって音がしたので
護身用のバールを持って恐る恐る下に降りたけど誰も居なかったわーなんか最近空き巣とか居るらしいので
在宅ワーク中に空き巣きたら怖いんよねー— haru (@harugitter)
November 2025
こちらの投稿は、
“在宅ワーク中” という新しい生活様式と防犯への不安が重なるリアルな声です。
在宅ワークが一般化する中で、
自宅にいる時間が長くなったがゆえに
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日常音が“異音”に変わる不安
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誰かが侵入したのではないかという恐怖
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自身で対処しなければならないという心理的負担
といった新たなストレスにつながっています。
これまでの防犯は「留守を狙われないための対策」が中心でしたが、
在宅していても安心できない時代が到来していることが伺えます。

物音がしても、決して様子を見に行かないことが大原則です。
一人暮らしなら、侵入の可能性を感じた時点で鍵のかかる場所へ避難して通報。家族がいる場合も、まず身の安全を確保し、通話は切らずにポケットなどに入れて状況を伝え続けてください。
恐怖で動けなくなる人は少なくありません。
いざという時に「通報・避難」ができるよう、日頃から防犯シミュレーションや家族でのルール決めが大切です。
護身と威嚇を兼ねた高輝度ライトの携帯もおすすめです。
4. 投稿③:未遂で済んだ“番犬&感知ライト”の話
@CEDRIC_mztm さんの投稿より
【優秀な番犬の話】
セドたい地方は田舎なのでたびたび空き巣の話を聞くんだけど、この前深夜にたいちゃんが窓際で吠えたので起きたら外の感知式ライトが付いていた。
そのときは猫か何かに反応したのかと思ったけど(でもたいちゃんは動物に吠えないので怪しいとは感じてた)— CEDRIC (@CEDRIC_mztm)
November 2025
この投稿は、危険は完全に消せなくても、
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感知ライトの光
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犬の存在(音)
などの“抑止要素”が、
犯行未遂で終わらせる可能性を高めることを示しています。
ただし注意したいのは、
単に犬が吠えた/ライトが光っただけで安心せず、
周囲の安全確認・状況把握を行うことが重要である点です。
抑止力はあくまで「気付かれるリスクを上げる」仕組みであり、
確実な防犯対策としては、別の対策との併用が効果的です。
「うちには番犬がいるから大丈夫」——そんな昔ながらの安心感、実は今でも理にかなっています。 最近では、空き巣がペットの存在を避ける傾向も報告されており、ペットが“防犯の主役”になるケースも増えています。 本記事では、ペットの“防犯効果”[…]

犬の存在は防犯上とても効果的で、実際に飼っていなくても「犬がいる」ステッカーだけで狙われにくくなります。
犬は異変があると普段と違う行動を取るため、早期発見にもつながります。
猫や鳥なども、起きている時間帯であれば物音に反応して異変に気づく助けになります。
ただし散歩の時間が固定化すると留守の時間帯を読まれやすくなるため、時間やコースはなるべくランダムにしましょう。
また、屋外で飼っている場合は、ペットに危害が加えられるリスクも想定して対策を考えておくことが大切です。
5. SNS投稿から読み解く“防犯のいま”
今回取り上げた投稿3件から見えてきた共通点は、次の3つです。
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在宅していても危険が迫る可能性がある現実
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不審な音や気配に対する不安が生活の一部になってきていること
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日常の中で気づきを得る「防犯抑止力」が効果を持つこと
実際に遭遇した体験談だからこそ、
防犯への危機意識は抽象論ではなく、
「自分ごと」として捉えることができます。
6. まとめ:知ることが防犯の第一歩
SNSには怖い投稿が多くありますが、
それらは単なる不安ではなく、
いま起きている現実を示す“兆候”でもあります。
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人がいても狙われる時代
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在宅中でも不安がある時代
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犬の吠え声や光が“気づき”につながる時代
防犯は「起きてから考えるもの」ではなく、
起きる前に“気づく力”を高めることが大切です。
投稿を教訓として、
ぜひ住まいの防犯対策を見直してみてください。
この記事は、投稿者の皆さま(@harugitter さん、@CEDRIC_mztm さん、匿名 さん)の許可をいただき、体験内容をもとに構成しています。貴重な共有、誠にありがとうございました。




