無施錠に注意!鍵のかけ忘れを防ぐためには?
家の前のゴミ置き場にゴミ出しをするときや、マンションの集合ポストに郵便物を取りに行くとき、家の鍵はかけているでしょうか。
鍵をかけずに家を留守にしてしまう「無施錠」は、外部からの侵入を招く非常にリスクの大きい行為です。ちょっとだけだからと油断せず、必ず鍵をかける習慣をつけましょう。家を空けるときは必ず鍵をかけるようにすれば、鍵のかけ忘れも防ぎやすくなるので安心です。
ここでは、無施錠によるリスクと、鍵のかけ忘れを防ぐ対策を紹介します。また、空き巣に入られた場合の対処についても解説します。
無施錠は空き巣にとって絶好の環境
まずは、侵入窃盗犯がどのように侵入してきているのかをご紹介します。下図は、侵入手段の割合を示したグラフです。
■侵入窃盗犯の侵入手段
※警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」(2023年8月)をもとに作成
「無締り」とは、無施錠の開口部から侵入する手口のことです。この割合は、戸建てや低層の共同住宅など、開口部のある階数が下がるほど増えていきます。ただし、高層階でも4割は「無施錠」に該当していることにも注目が必要です。
侵入窃盗犯というと、割られた窓ガラスから侵入したり、鍵穴を壊して家の中に入ったりというイメージを抱く人が多いのではないでしょうか。しかし、実際の犯罪では、鍵がかかっていない家に侵入されるケースが最も多いのです。
空き巣だけじゃない!無施錠のリスク
「とられる物なんてないから」「このへんは鍵をかける家なんてないから」といった理由で、家の鍵をかけない人もいますが、無施錠には空き巣以外にもさまざまなリスクがあります。外出時のほんのひと手間を惜しんだことで、大きな損害を被る可能性もあります。これからご紹介する無施錠のリスクを正しく認識しましょう。
不審者の不法侵入
無施錠によって入り込むのが空き巣だけとは限りません。盗聴や盗撮をもくろむストーカーや、屋根裏などに潜もうとする犯罪者などがいるかもしれません。
また、たとえ大きな犯罪被害に遭うことがなくても、見知らぬ人間が家に入り込んで食べ物を食べたり、トイレを使ったりしていたら、強い不快感を覚えるでしょう。さらに、帰宅時に鉢合わせてしまう危険性もあります。
歓迎できない訪問客によるトラブル
日頃から鍵をかける習慣がないと、強引な訪問販売や勧誘員などが自宅に上がり込んでしまうリスクもあります。
在宅時に勝手に上がり込んで話を始められたり、外出時に家に入って待ち構えられたりすると、帰ってもらうのに手間と時間がかかります。
無施錠によって疑心暗鬼になる
家を無施錠にする習慣があると、貴重品などが見当たらないときに「ひょっとして盗まれたのでは?」という疑心暗鬼にかられることになります。
実際はどこかに置き忘れたり、しまい忘れたりしただけかもしれませんが、無施錠だと確信が持てないでしょう。「あの人は、隠し場所を知っている」などと疑心暗鬼にかられると、人間関係がぎくしゃくしてしまいます。必要のない疑念を抱かないためにも、施錠の習慣をつけることが大切です。
無施錠による空き巣被害に遭ったらどうする?
「鍵をかけずに外出してしまい、帰宅したら空き巣被害に遭っていた」というときは、まず警察に連絡することが大切です。家の中に不審者が潜んでいないか確認したり、盗まれた物をチェックしたりするのは、通報の後でもできます。万一、空き巣がまだ家の中に潜んでいた場合、危険が及ぶ可能性もありますから、まずは通報して警察の到着を待ちましょう。
その後の被害届の提出等は、警察の指示に従ってください。併せて、家の中の片づけやチェックを行っていくことになります。
盗まれた物を確認する
警察に被害届を出すにあたっては、被害状況を確認する必要があります。なくなった物をリストアップしていきましょう。
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増えた物がないかチェックする
これまでなかった物が増えていた場合、犯人を見つける手掛かりになるかもしれません。家の中に見覚えのない物がないかについても確認してみてください。不審物があった場合は、勝手に処分せず警察の判断を仰ぎましょう。
部屋の片づけ、修繕をする
空き巣に入られた後の家は、荒らされた状態になっています。警察の許可が下りたら、片づけを行いましょう。パソコンやテレビなどの生活に必要な物が盗まれていたときは、あらためて買い直す必要があります。
なお、無施錠での侵入窃盗では、ガラスが割られたり、玄関扉が壊されたりする可能性は低いです。しかし、犯人が家を荒らしたせいで、壁紙などにダメージがあることもあります。状態に応じて修繕をしてください。
鍵を交換する
無施錠で侵入された場合、鍵が破壊されていることはありません。しかし、鍵穴から鍵を複製されることもありますから、心配な方は鍵の交換を検討してもいいでしょう。
また、原因が鍵のかけ忘れの場合、かけ忘れのリスクが低い鍵に交換するのも効果的です。
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鍵のかけ忘れ対策
無施錠にするつもりはなくても、うっかり鍵をかけ忘れてしまうこともあります。このようなかけ忘れを防ぐためには、日頃の習慣を変える必要があるでしょう。
ここからは、鍵のかけ忘れをしないための対策をご紹介します。
窓からの換気は時間を決めて行う
鍵のかけ忘れには、玄関だけでなく、窓の鍵も含まれます。家中の窓を開けて換気をする場合、そのまま窓を開けっぱなしにしておくと、外出時に閉め忘れるリスクが高まります。人のいない部屋の窓を開けて換気するのであれば、5~10分程度のタイマーをかけておくなどして、「開けたら閉める」を徹底しましょう。
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外出時の施錠確認を習慣づける
外出するときは、必ず鍵をかける習慣をつけましょう。「ここまでは無施錠で大丈夫」といった例外を作っていると、施錠が習慣にならずにかけ忘れの可能性が高まります。
併せて、「家を出るときは鍵をかけて、扉を引く(鍵がかかっているか確かめる)」という習慣をつけておくと、出掛けてから「鍵をかけたっけ?」という不安も起こりません。
電子錠やスマートロックに交換する
対策をとっても、どうしても鍵をかけ忘れてしまうという人は、鍵自体の交換を検討しましょう。オートロック機能のある電子錠に交換すれば、自分で鍵をかける必要がなくなるので、かけ忘れも発生しません。ただし、賃貸住宅やマンションなどに住んでいる場合、自分の一存で鍵を変えることはできません。管理会社などに相談してください。
なお、賃貸住宅でも工事なしで設置できる、「スマートロック」というシステムもあります。スマートロックは、スマートフォンで鍵の操作ができるシステムです。ハンズフリータイプなら、オートロックと同じように鍵から離れることで自動的に施錠されます。
家の安全を守るSecualのカジュアルホームセキュリティ
Secualは、工事不要で取りつけられる簡単、シンプルなホームセキュリティシステムです。自宅に届いた機器類をコンセントに挿したり、両面テープで貼ったりするだけで設置完了。無料のスマートフォン専用アプリで初期設定をすれば、すぐに使い始められます。
センサーが異常を検知して警告音を鳴らす
Secualには、「開閉センサー」と「人感センサー」という2つのセンサーがあります。開閉センサーは、窓や扉に設置して開閉や振動を検知、人感センサーは、壁に取りつけて周囲の人の動きを検知するセンサーです。
セキュリティをオンにした状態でセンサーが異常を検知すると、即座にセンサーと連携した「Wi-Fi ゲートウェイ」が大音量のブザーを鳴らし、それと同時に家族のスマートフォンに通知を送ります。外出中でも自宅の異変をスピーディーに知ることができるので、スムーズに対処できるでしょう。
窓の開けっぱなしも検知可能
Secualの開閉センサーは、窓が開けっぱなしの状態も検知できます。外出時にセキュリティをオンにした際、窓が開けっぱなしになっていると、スマートフォンアプリにお知らせが届きますから、うっかり窓を開けたまま家を出てしまっても、すぐに気づけます。
無施錠の状態は避け、家の安全を守ろう
無施錠の状態にせずに鍵をかけることは、誰でも今すぐに実践できる、簡単で効果的な防犯対策です。ついうっかりしてしまうことがあるという人は、あらためて施錠の大切さを意識しましょう。防犯対策のためには、「鍵は基本的にかかっているもの」という意識を持つことが重要です。
どうしても施錠を忘れがちな人は、スマートロックの活用や防犯システムの導入も検討してください。いずれにせよ、被害に遭う前に対策をとっておくことが、自宅の安全につながります。
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