夏休みの子ども留守番、防犯で決めておきたい5つのルール

夏休みは、子どもだけで家にいる時間が増えやすい時期です。

共働き家庭や、買い物・通院・きょうだいの送迎などで短時間だけ家を空ける家庭では、「少しの時間だから大丈夫」と思う場面もあるかもしれません。

しかし、子どもの留守番では、空き巣や不審な訪問者への対応だけでなく、「子どもが家に一人でいる」と外部に知られてしまうこともリスクになります。

大切なのは、子どもに判断を任せすぎないこと。あらかじめ家庭内でルールを決め、必要に応じて見守りの仕組みも取り入れておくことで、子どもも保護者も安心しやすくなります。

この記事では、夏休み前に家族で確認しておきたい、子どもの留守番時の防犯ルールを5つ紹介します。

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子どもの防犯 家の外での対策は「地域の目と仕組み」がカギ!

1. 玄関・窓は「在宅中でも必ず施錠」をルールにする

子どもが家にいると、「留守ではないから大丈夫」と思ってしまいがちです。

しかし、防犯の基本は在宅中でも施錠することです。玄関だけでなく、ベランダ、勝手口、トイレ、浴室、キッチンなどの小さな窓も確認しましょう。

特に夏場は、換気のために窓を開けたままにしやすい季節です。短時間の外出や、子どもが別の部屋にいる間でも、無施錠の窓やドアは侵入のきっかけになることがあります。

子どもに伝える時は、「怖い人が来るかもしれない」と不安をあおるよりも、次のように行動を具体的に決めておくと守りやすくなります。

  • 玄関は開けたらすぐに閉めて鍵をかける
  • ベランダに出た後は必ず窓を閉めて鍵をかける
  • 窓を開けてよい場所、開けてはいけない場所を決める
  • 留守番中は勝手口や小窓を開けない

補助錠や防犯フィルムを使って、窓を開けにくくする対策も有効です。子どもが鍵をかけ忘れやすい場所には、開閉センサーを設置して、保護者のスマートフォンに通知が届くようにしておくと安心材料になります。

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2. インターホンや電話には出ない

子どもだけで留守番している時は、インターホンや固定電話に出ないルールを決めておきましょう。

訪問者が宅配業者や近所の人に見えても、子どもが一人で対応する必要はありません。応答してしまうことで、「家には子どもしかいない」と相手に知られてしまう可能性があります。

警察庁の「住まいる防犯110番」でも、侵入者が留守を見抜く方法として、インターホンで呼んでみる行動が紹介されています。留守かどうか、誰が家にいるのかを探る目的でインターホンを鳴らすケースもあるため、子どもに判断させないことが大切です。

家庭では、次のように決めておくと迷いにくくなります。

  • インターホンが鳴っても出ない
  • 宅配便は大人がいる時間に受け取る
  • 固定電話は留守番電話にする
  • 知っている人でも、子どもだけの時は玄関を開けない
  • 何度も鳴る、不安を感じる時は保護者に連絡する

「お母さんはいますか?」「荷物です」「水道の点検です」と言われた場合の返事を子どもに考えさせるより、最初から「出ない」「開けない」と決めておく方が安全です。

3. 「子どもだけ」と外に伝わる行動を避ける

留守番中の防犯では、家の中にいる子どもの安全だけでなく、「子どもだけで家にいる」と周囲に伝わらないようにすることも重要です。

たとえば、次のような行動には注意が必要です。

  • 玄関先で「今、親はいません」と言う
  • 窓やベランダから大声で話す
  • SNSやオンラインゲームで「今日ひとりで留守番」と書く
  • 家の場所や生活パターンがわかる写真を投稿する
  • 友だちを家に呼ぶ約束を勝手にする

夏休みは、子どもがスマートフォンやタブレットを使う時間も増えやすくなります。長野県警察も、SNS等に個人や自宅が特定できる情報を書き込まないよう注意を呼びかけています。

子どもには、「留守番していることは、外の人にもネット上にも言わない」とわかりやすく伝えましょう。特に低学年の子どもには、言葉だけでなく、してよいこと・してはいけないことを紙に書いて、目につく場所に貼っておくのもおすすめです。

4. 困った時の連絡先と行動を決めておく

留守番中に不安なことが起きた時、子どもが一人で判断するのは難しいものです。

だからこそ、「何かあったら連絡してね」だけでなく、どんな時に、誰へ、どう連絡するのかを決めておきましょう。

たとえば、次のようなルールです。

  • インターホンが何度も鳴ったら保護者に電話する
  • 玄関や窓の近くで物音がしたら安全な部屋へ移動する
  • 知らない人に声をかけられても玄関を開けない
  • 怖いと感じたら、すぐ保護者か110番に連絡する
  • 逃げ込める近所の家や店舗を確認しておく

長野県警察では、留守番時の約束事をあらかじめ決め、紙に書いて目に付きやすい場所に貼っておくことや、緊急時に子どもと連絡を取れるようにしておくことを呼びかけています。

保護者の携帯番号、勤務先、祖父母、近所で頼れる人、110番などは、子どもがすぐ見られる場所にまとめておきましょう。

また、防犯だけでなく、火事、地震、体調不良、停電などの時にどうするかも一緒に確認しておくと安心です。

5. 見守りの仕組みで「気づける状態」をつくる

子どもの留守番では、ルールを決めるだけでなく、保護者が異変に気づける仕組みを用意しておくことも大切です。

たとえば、玄関や窓に開閉センサーを設置しておけば、ドアや窓が開いた時にスマートフォンへ通知を受け取ることができます。

「子どもが帰宅した」「玄関が開いた」「普段開けない窓が開いた」といった変化に気づけるだけでも、離れた場所から確認しやすくなります。

見守りの仕組みは、子どもを監視するためではなく、子どもだけで判断しなくてよい環境をつくるためのものです。

家庭で取り入れやすい対策としては、次のようなものがあります。

  • 玄関や窓に開閉センサーを設置する
  • 人感センサーライトで玄関まわりを明るくする
  • 宅配ボックスや置き配指定で子どもが応対しないようにする
  • 補助錠で窓を開けにくくする
  • 防犯ブザーやホイッスルの使い方を確認する

子どもに「ちゃんと気をつけて」と言うだけでは、万が一の時に負担が大きくなります。ルールと仕組みを組み合わせて、保護者も子どもも安心できる状態をつくりましょう。

夏休み前に家族でチェックしたいこと

最後に、夏休み前に確認しておきたいポイントをまとめます。

  • 玄関・窓・勝手口の施錠ルールを決めた
  • インターホンや電話には出ないと決めた
  • 宅配便や来客への対応を大人側で調整した
  • 緊急時の連絡先を紙に書いて貼った
  • 怖い時に逃げる場所、連絡する相手を確認した
  • SNSに留守番や自宅がわかる情報を書かないと約束した
  • 開閉センサーや補助錠など、必要な防犯グッズを見直した

一度決めたルールも、子どもの年齢や生活リズムによって見直しが必要です。夏休みが始まる前だけでなく、数日たってから「困ったことはなかった?」「インターホンは鳴った?」と聞いて、実際の様子を確認しましょう。

まとめ

子どもの留守番で大切なのは、子どもにすべてを任せることではありません。

「鍵をかける」「インターホンに出ない」「困ったら連絡する」といった基本のルールを、家庭内でわかりやすく決めておくこと。そして、開閉センサーや補助錠などを使って、保護者が離れた場所からでも気づける状態をつくることが大切です。

夏休みは、子どもが少し成長する時期でもあります。だからこそ、留守番を「子どもだけで頑張る時間」にするのではなく、家族で安全を確認しながら過ごせる時間にしていきましょう。

参考情報

 

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