女性の一人暮らしで1階は危険?メリット・デメリットと防犯対策
女性の一人暮らしの部屋選びでは、間取りや家賃、立地だけでなく、階数も意識することが大切です。1階に住むか、高層階に住むかで、安心感や快適性が変わることもあります。
ここでは、女性が1階で一人暮らしをすることのメリット・デメリットについて解説します。また、安心して暮らしていくための防犯対策もご紹介しますので、1階に住む予定の女性や、すでに住んでいる女性は参考にしてください。
一人暮らしの女性が1階に住むメリット
女性が一人暮らしをする際、1階よりも高層階のほうがいいと考える人も多いでしょう。しかし、1階での暮らしにもメリットはあります。
家賃が安め
同じ物件でも、高層階と1階では、1階の部屋のほうが賃料や分譲価格が低い傾向があります。駅近物件や築浅物件、設備が充実した物件などに住みたいけれど、家賃が気になるという場合、1階を選ぶことでコストを抑えられる可能性があります。
荷物を運ぶのが楽
1階に住む大きなメリットのひとつが、荷物の運搬が楽ということです。マンションの入り口から玄関ドアまでの距離が近いため、買い物帰りやゴミ捨て、宅配ボックスから荷物を受け取ってくるといった際のストレスを軽減できます。
階下への騒音を気にする必要がない
女性に限ったことではありませんが、2階以上の部屋に住んだ場合、すぐ下の部屋に他人が住んでいる可能性が高くなります。そのため、足音や掃除機の音、物を落としたときの音などを気にして生活しなければいけません。その点、1階であれば、階下への騒音を気にする必要はありません。
エレベーターが止まっても不便がない
点検や故障、停電などの理由によってマンションのエレベーターが止まってしまったとしても、1階であれば、不便を感じることはありません。
地震や火災が起こったときも、すぐに外へ逃げられることもメリットです。
女性の一人暮らしで1階に住むデメリット
1階の部屋での一人暮らしには、メリットだけでなくデメリットもあります。暮らし始めてから後悔しないように、あらかじめデメリットを許容できるかどうかを考えておきましょう。
日当たりが悪い
立地にもよりますが、近くに建物が多い都市部の場合、1階の部屋は日当たりが悪い可能性が高くなります。日差しが差し込まない薄暗い部屋は抵抗があるという場合、1階は避けたほうがいいかもしれません。
また、日当たりが悪いことから、布団などを外干ししても、あまり干した効果が得られないこともあります。定期的に布団を干さないと気持ちが悪いという人は注意が必要です。
湿度が高い
元々、マンションは木造の戸建ての家に比べて湿気がこもりやすく、湿度が高い傾向があります。それに加えて、1階は地面に近いこともあり、マンションの中でも特に湿度が高くなります。
湿度が高いと、じめじめして快適に暮らすことができません。カビも生えやすくなりますから、除湿器の導入やこまめなカビの除去といった対策が必要です。特に、アレルギーを持っている人や、肌が弱い人は気をつけましょう。
窓を開けにくい
マンションが公道に近い場所に建っている場合、1階の窓を開けると、通りがかった人に部屋の中を見られてしまう可能性があります。また、たとえカーテンを閉めていたとしても、すぐ近くを他人が通る立地で窓を開け放すことには、抵抗を感じる女性が多いでしょう。
外の空気を室内に十分取り入れて生活がしたい、冷房よりも風を通して涼しさを取り入れたいという女性には、1階の部屋はあまり向きません。
洗濯物を干すのに困る
他人が往来する公道に近い場所にマンションがある場合は、1階の部屋に住んでいると洗濯物を外に干しづらいものです。
とはいえ、マンションの1階は湿気がこもりやすく、窓を開けにくいという悪条件が重なっています。室内干しでは洗濯物が乾きにくかったり、湿気がいっそう高くなってしまったりして、不快感が高まる可能性もあります。
防犯面の注意が必要
1階に住む大きなデメリットは、2階以上の部屋に比べて防犯面の不安があることです。道路から近いということは、それだけ外から忍び込まれやすいということですから、空き巣やストーカーなどに注意を払わなければいけません。
1階に住むのであれば、次にご紹介する防犯対策をしっかりとっておきましょう。
女性が1階で一人暮らしをする際の防犯対策
女性が1階で一人暮らしをするときは、高層階に住むときよりもさらに防犯を意識した暮らしを送る必要があります。続いては、意識しておきたい防犯対策を3つご紹介します。
女性の一人暮らしだと悟らせない
侵入窃盗をしようとする人に、「この家は女性の一人暮らしだ」ということを悟られると、目をつけられる可能性があります。できるだけ目をつけられないよう、注意しましょう。
例えば、女性ものの衣類だけを外に干しておくのは危険です。また、複数人で住める広さの物件に住んでいる場合は、帰宅時に「ただいま」と声をかけて、誰かといっしょに住んでいるかのように振る舞うといった小さな工夫が効果を発揮する可能性もあります。
帰宅するときは背後を意識する
帰宅中に知らない誰かに後をつけられてしまうと、住んでいる場所を特定されたり、玄関からいっしょに部屋の中に入り込まれたりする可能性があります。帰宅時はイヤホンをつけたり、おしゃべりをしながら歩いたりするのをやめ、周囲に気を配りながら歩くことが大切です。
もし、不審者がついてきているかもしれないと感じたら、コンビニエンスストアなどに入って様子を見てください。近くに住んでいる友人や親戚がいれば迎えに来てもらって、いっしょに自宅以外の場所に一時避難するのもおすすめです。
防犯アイテムを活用する
女性の一人暮らしの安全性を高めてくれるのが、防犯アイテムです。マンションによっては、オートロックや宅配ボックス、モニターつきインターホンなど、防犯に役立つ設備があらかじめ用意されているところもあります。しかし、これらの設備が整っていたとしても、犯罪者はさまざまな方法で忍び込んでくる可能性があります。
窓ガラスに貼る防犯フィルムや窓用の補助錠、玄関扉のサムターン回しを防ぐサムターンガード、ベランダの侵入者を照らす人感センサー、窓や扉の振動や開閉を検知してブザーを鳴らす防犯アラームなど、さまざまな防犯グッズがありますので活用しましょう。
女性の一人暮らしにおすすめの防犯サービス「Secual」
女性が1階でも安心して暮らし続けるために、株式会社Secualが提供する防犯サービス「Secual(セキュアル)」が役立ちます。
Secualの「開閉センサー」を窓や扉に設置すると、侵入者による開閉や窓割りなどの振動があった際、室内のコンセントに取りつけた「ゲートウェイ」が大音量のブザーを鳴らして侵入者を威嚇します。同時に、スマートフォンにも通知が届くので、外出中でも素早い対処が可能です。
Secualの機器は配線不要なため、コードが室内で邪魔になることはありません。また、自分で窓や扉に貼りつけるだけでセンサーを設置できるので、工事不要で賃貸住宅でも気軽に使えます。
価格は月額980円(税込1,078円)で、家賃にプラスしても大きな負担にはなりにくいでしょう。毎日の安心のために、Secualを取り入れてみてはいかがでしょうか。
1階で女性が一人暮らしをするときは、適切な防犯対策をとろう
女性だからという理由で、1階で一人暮らしをするのをあきらめる必要はありません。確かに、1階で暮らす上では注意点もありますが、家賃が安い、移動が楽というメリットもあります。
防犯対策をきちんととっておけば、1階であっても安心して暮らしていくことができるでしょう。